セラフェ(Cellar Fete)/目黒
今日(19年6月8日)は、目黒のセラフェに行ってきました。
フランスからきたLE SEVERO JAPONがプロデュースの店。
プロフェッショナル「我流、肉道~精肉店店主・新保吉伸~」(19年5月7日放送)で紹介されたサカエヤの熟成肉を食せるお店です。
目黒駅徒歩5分。天下一品の向かい通りから少し路地に入ったところにフランスの国旗が見えます。
安ビストロと違いシックな内装。店内は落ち着きがあり、堅苦しくもない。
シェフ齊田さんにすべてをお任せするため以下のコースを選択。
シェフ齊田が厳選した牛肉コース(タルタル含) 8,000円 (税抜)
【ドラピエ(1,400円)】◎
まずはシャンパンで乾杯。ドライで果実味多め。ふくよかなのにキレがある。
シャンパンをバイザグラスで出せることにも驚くが、この価格設定はけっこう良心的。
【豚のリエットと自家製パン】○
豚はメイシャントン(梅山豚)、鴨の脂を使用。梅山豚は西遊記の猪八戒のモデルだそうです(wikipediaより)
自家製パンがあたためてあってやさしい味。リエットのにんにくとスパイスがほどよいアクセントです。
【タルタル】◎
生肉とスパイスとオリーブオイルが渾然一体となったスペシャリテ。
赤身のユッケ&卵黄をカルパッチョにしてあらびきの塩胡椒でスパイシーにした感じ。
酢の酸味がシャンパンにマッチします。
ルッコラはシャキシャキとした苦味。オザミより丁寧な仕事です。
【シーザーサラダ】◎
梅山豚のハムで包まれたシーザーサラダ。
しっかりとクリーミーな味付けと葉物の苦味。
ワイン選びは、好みを伝えて提案されたボトルから選択するスタイル。
肉をひきたてるワインをそろえているので、何を選んでも大きくは外さない(はず)。
【南仏赤(1,100円)】○
南仏のスパイシーな赤ワイン(グラス)はハムサラダにもあいます。
【バルベーラ/スペイン(1,000円)】○
果実味とスパイシーさのある赤なので肉にあいます。
肉を食べる前にかなり高温の皿に交換。
【食べ比べ肉2種(左:サカエヤの佐賀牛(経産牛の赤身、右:木下牧場の近江牛(サシ入)】◎
フォトジェ肉なメインの一品。
佐賀牛は草っぽさを感じる肉の味。近江牛はほどよくやわらかい。
どちらも熟成5週間で脂があまい。羽振りの良いボリューム(100グラムずつぐらい?)
アンダーミートのジャガイモは北海道伊東農園の2年熟成もの。
ビーツは極甘とうもろこし級の甘さ。オーブン焼のにんにくがねっとりしておいしい。
【しめの一品】◎
タルタルひつまぶしスタイル。タルタルにわさびのり塩胡椒。
フレッシュハーブのコンソメ出汁のきいたお茶漬けにしてもよし。日仏の融合。
【季節のデザート(田中農場のたまごプリン)】◎
濃厚なカスタードの上品な甘さ。非のないプリンの完成形。黒糖のシェリーもあう。
いただいた紅茶はアッサムとダージリンのブレンド。さっぱり。
【季節のデザート(ブランマンジェ)】◎
ブランマンジェに載っているのはパイナップルとタイム。白ワインジュレとココナツ。
8,000円のコースにグラスで3杯のワインと食後の紅茶でひとり12,500円くらい。
ちょっとした記念日やお祝い、バリキャリの肉食女子会向きです。
おいしかった!
アナザー8/目黒←セラフェ向かいのスタイリッシュなビアバー