sansa/赤坂
今日(19年4月25日)は赤坂のsansaに行ってきました。
オーセンティック(人気のハンバーガー店)と魚六(お刺身のおいしい居酒屋さんランチ営業あり)あたりの一角にあるビアバー。
店内はコンクリートうちっぱなし。ムダなものが何ひとつない空間。グラスもミリ単位に几帳面に並べられている。極限までエントロピーが低い。より少ないことがより豊かなことである、を体現したビアバー。
人通りの少ない路地で、ビールの品揃えがとがっており(酸っぱいやつ多め)、殺風景とも感じる内装。この営業方針で2012年開店からお店を維持していけるのがすごい。とりあえずビール。
【かつお、きくいも】
かつおはほんのりスパイスをきかせた繊細な味付けで、きくいもは調理法で3種類の食感(マッシュ/焼き/揚げ)を楽しめるようにしている。2人で行ったので予め2つに取り分けてくれた。ここまでするのに食材以外の情報がメニューにはのっていない。たぶんムダなのだ。コンセプトが一貫している。
【たい、春野菜】
人間の味覚は12歳頃までに完成してしまうという。12歳までに食べてきたもので、その後の味覚の基準ができてしまうという仮説だ。店主の橋本さんいわく、幼少期は完全オーガニック食で育ったとのこと。繊細な味覚を持つにはそれなりの背景があることをしみじみと感じる。
ふたりで2杯ずつ飲んで、旨い肴をつまんで1万円と少し。若干高めに感じても、そのぶん差別化されたビールとフードと店の雰囲気が楽しめる。お気に入りのビール女子とのデート利用、純粋にビールが好きな20歳以上の男女、におすすめです。
超おいしかった!